ご挨拶
Endovascular Asia 2022
「Head to Toe」
Endovascular Asia (EndoAsia) 2022を2022年1月22日(土)に開催致します。
去年はコロナ禍で開催を断念しましたが、今年は規模を縮小して今後の開催形態の在り方を考え直す一つの機会になればと思い開催することにしました。
Endovascular Asiaは、2010年、Bay Area Endovascular Summit(BEST)として草の根的活動から始まり、2015年からはEndovascular Asia(Endo Asia)として舞台をアジアに広げました。現在では日本国内やアジア各国から循環器内科医、血管外科医、放射線科医、整形外科医、形成外科医などの専門家が集い、熱く英語で議論する会に発展し、今回で12回目となります。
世界的な糖尿病や慢性腎臓病患者の増加により、末梢動脈硬化性疾患の診断と治療は我々の重要なテーマです。とりわけ糖尿病性足変形や末期腎不全を背景とする重症虚血肢は、喫緊の課題です。「複雑な血管病変に対して、アジアから素晴らしい血管内治療手技を発信したい」「血管内治療は患者を救うための手段であって目的ではない」「創部に対する集学的治療も高めていきたい」そんな思いから今こそ血管内治療のメリットを最大限に活かし、アジアの現状に即した診断治療体系の確立が我々の目標です。しかしながら、コロナ禍でのウェッブ開催という条件下ではこれまでの開催形態はすぐには不可能と思われます。会場で直接議論することとウェッブでの違いがこれほどまでに影響するとは想定外で、いかにこれまでのEndoAsiaの内容が濃いものであったかを感じています。
こういう状況を鑑み,今年はLive demonstrationを中心にウェッブによる会を企画することにしました。海外からの参加に関してはできるだけ招聘を試みたいと考えています。
今回はウェッブ配信ならでは、日本全国、また海外からも沢山のみなさんの参加をお待ちしております。
2022年新年をEndovascular Asiaと共に迎えましょう。
Endovascular Asia
コースディレクター
京都府立医科大学 循環器内科
全 完