地域に根差した日々の診療の中から″日本独自のバスキュラーインターベンションのあり方を考える″そして″世界を見 据えて日本の患者さんに最善の医療を提供する″という考えのもと、草の根的に2010年から始まったBESTも今年で4回目となります。
BESTの重要なテーマであります重症虚血肢に対しては、これまで一貫して血管内治療と創傷ケアの包括的アプローチの重要性を唱えてきました。熱い議論が繰り広げられたのも記憶に新しいところです。疫学データによると今後我が国含めアジアを中心に糖尿病患者の急増が指摘されており、それに伴い末梢動脈疾患、重症虚血肢の診断と治療は、一層重要になってくると考えられます。今年も、国内はもとよりアジアのエキスパートの先生方をお招きして各国の現状をお話ししていただき活発な議論を展開したいと考えています。
また欧米では様々なテクノロジーの進歩が血管内治療の領域に投入されてきています。世界と日本の現状を把握しながら何が本当に必要であるかを見極めていかなければなりません。BESTはこれからも“Innovative” , “Challenging”, “Patient-centered” であり続けます。日本の血管内治療の正しい方向性を求めて12月7日、Save the Dateでよろしくお願いします。
BEST Course Directors
河原田 修身
全 完
尾原 秀明